Clipped by netafull.
10 Jan 12
フィンケさんに監督を依頼した時に、「スタイルを構築してほしい」とのオーダーを当時の藤口社長はしたわけです。恐らくフィンケさんはその言葉を言葉のまま受け取ったでしょうから、ピッチ上でもピッチ外でもクラブの価値観の部分にドイツのスタンダード、フィンケさんのスタンダードを持ち込もうとしたわけです。言わば、こういうプレーを高く評価すべきなんだよ、という見本を見せようとしたわけですね。強調しておきたいのは、この価値観が正しいとかそういう問題ではなくて、スタイルを作ってくれという依頼はこういう意味だという事です。  そこで、執拗に結果を追い求める価値観から転換できなかった古参のサポーターとの軋轢を生み、ある種の対立構造を生んだわけです。また、メディアとの付き合い方の部分でもドイツのスタンダードを持ち込もうとしただけに、提灯メディアとも対立を生んだ事で、盛大なネガティブキャンペーンを張られた側面は否定できません。  ここで、クラブが自分たちが何を依頼して何を大切にしていくのかという部分を明確にフィンケさんに伝えて、双方の落とし所を探った上で結論を出せばよかったのですが、自分たちで論破もコントロールもできない上に、メディアとサポーターの声を口実に監督を交代させるという最悪な逃げ方をしたわけです。  もし、勝利こそが全てであるという価値観でクラブを運営するのであれば、私たちのスタイルはこうである、と胸を張って言うべきです。そこの部分で合意ができ、納得ができなければ監督は契約書にサインをする事はありません。なぜなら、監督もそれぞれにサッカーに対する自分の価値観=スタイルを持っているからです。
浦和レッズを通してサッカーをきちんと考える その3? | ボールは王様 | スポーツナビ+